ハタチの読書録

20歳大学生の日々の読書を綴る

「日本再興戦略」落合陽一

落合陽一氏がなぜ今、日本再興戦略を語るのか?

 

なぜなら、我々の世代の次の一手で、日本のこの長期的な停滞は終わり、戦況は好転する。そう確信するためだ。

 

彼が掲げるビジョンは大きく2つ。

 

まずは「テクノロジー」だ。

そもそも日本人はBOTやAIと親和性の高い国民性だと言える。

 

なぜなら、西洋は一神教であり、絶対的な能力と支配力を持つであろうAIの存在を受け入れ難いためだ。

対して日本は、そういった技術になんの抵抗もないはずだ。技術の下支えに人がいることを忘れない日本人は、どんな時代であっても人ベースでものを考えることができる。

 

もう1つは「民主主義のアップデート」だ。

そもそも日本は、現在の中央集権的国家は向いていない。それよりか地方分権に目を向ける時代だ。江戸時代の藩閥制のように一地方が一つの国のように機能すれば、権力の分散化を図れる。さらには意思決定のスピードも段違いに上がるだろう。具体的な試作を打ちたてる際には、ICOをして、トークン化することで、多くの人に応援してもらえば良いだろう。

 

日本に今必要なのは、革命でも革新でもなくアッブデートだ。古きを知って新しきを知る。その中で、無駄な物は捨て、必要な物だけ採り入れた戦略を打ち出していこう。